今日、明日で最終勤務日になるスーパーマーケットの仕事に出かけた。
(現在、有給消化中で、有給&公休日に蕎麦屋さんで働いている状態)

久々に当スーパーチェーンに寄せられた「お客様の声」のレジュメに目を通した。
私はこの「お客様の声」っていうのを読み聞きするのが大好きなのだ。
やはり梅雨時、品質や夜間の品ぞろえに関する不満が増えていた。

気温が高くなってくると、スーパーの来客数の折り返し時間は、
午後3時から4時というずいぶん遅い時間になってくる。
つまり客足は夜に集中するため、夜間に品ぞろえができてないと、
お客さんの需要に答えられない。
結局、朝に陳列した商品がお客さんに渡るまでの時間が必然的に長くなるので、
鮮度が落ちやすく、クレーム化し易いという訳。

あと、夕飯直前に買い物に来て
「すぐ家に帰ってから食べられる」簡便商品を求める人が多くなるので、
いくら根菜や魚の生切り身が並んでいようと、
消費者は「何も買うものがなかった」という欠乏感を抱く、ということも起きる。
それでクレームも増えてくる。
以外と消費者は、自分の側の環境の変化を意識化できないので、
「店側がヘマをした」と相手の落ち度にしたがる傾向があると思う。
だけど、それを十分見越した対応ができるのが
スーパーの「当たり前」だし、しかもその方法化は大して難しいものでもない。

だけどびっくりしたクレームが
「地場野菜のレタスの中にカエルがいました!気を付けてください!!」
というもの。
それが毒ガエルだったとか、寄生虫がいたとかならわかるけど、
カエルでクレームって...。
昔野菜売り場でバイトしてた時、地場のブロッコリーに青虫がいたら
「ちょっと!青虫がいるじゃない!気持ち悪い。もう、買う気が失せたわ!」って
お客さんに言われたことがある。
そういうオタクも充分気持ち悪いわ!!
と思うような容姿のお客さんだった記憶がある。
毛嫌いしたって、その青虫と同じものを自分は食べようとしてるのにね。

それなのに、ひとはホタルをわざわざ見に出かけたりするんだよね。
それでキレーイ!とか言って写真を撮るんだ。
青虫ヤだけど、蝶の模様入りの服や雑貨は好きなんだよね。
なんて勝手なんだろう。

イオンは会社として、販売する食品の基準を「50ベクレル/kg」だかに自主設定したけど、
まだ私の勤めてきたスーパーには
「放射線量の自主基準をどうして作らないのか?!」などというお客様の声は届いていない。

べクレテいる食べ物にはクレームつけないのに、
カエルにクレームをつけるとは、これ如何に。
食べ物って一体何なんだろう?