勤めている蕎麦屋では、
毎朝、店前の掃き掃除をすることになっている。
南隣のお店は、いつも広範囲に掃き掃除をしてくれるで、
何の心配もいらないのだけど、
北隣は1階が商店ではないので、掃き掃除をする人がいない。
最近は落葉がかなりあるので、掃いているのだけど、
時間がないとき、北隣より先を掃くものかどうか、
一瞬だけど躊躇する。
だけど、
自分の店の前の落葉だけ取り除いて
隣は掃かないんだったら、
見る人が見れば、「自分の店の前だけきれいにしている」と思うだろうし、
それはかえって美しくないだろう、と思うから、
一応ふんばって北隣より先を掃くことにする。
だけどもし、
隣の落葉をそのままにしないと間に合わないような忙しいときは、
いっそこちらの店の前も落ち葉だらけの方が
美しいのではないだろうか。
落ち葉は決してゴミではないから。
同じように店内でも、
蜘蛛が引越しした後の蜘蛛の巣は取るけれど、
蜘蛛がいる現役の蜘蛛の巣は、
そのままの方が美しい気がするし、
それが美しく映えるお店にいると思う。
そういうことを考えながらする掃除が、とても面白い。
毎朝、店前の掃き掃除をすることになっている。
南隣のお店は、いつも広範囲に掃き掃除をしてくれるで、
何の心配もいらないのだけど、
北隣は1階が商店ではないので、掃き掃除をする人がいない。
最近は落葉がかなりあるので、掃いているのだけど、
時間がないとき、北隣より先を掃くものかどうか、
一瞬だけど躊躇する。
だけど、
自分の店の前の落葉だけ取り除いて
隣は掃かないんだったら、
見る人が見れば、「自分の店の前だけきれいにしている」と思うだろうし、
それはかえって美しくないだろう、と思うから、
一応ふんばって北隣より先を掃くことにする。
だけどもし、
隣の落葉をそのままにしないと間に合わないような忙しいときは、
いっそこちらの店の前も落ち葉だらけの方が
美しいのではないだろうか。
落ち葉は決してゴミではないから。
同じように店内でも、
蜘蛛が引越しした後の蜘蛛の巣は取るけれど、
蜘蛛がいる現役の蜘蛛の巣は、
そのままの方が美しい気がするし、
それが美しく映えるお店にいると思う。
そういうことを考えながらする掃除が、とても面白い。