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中嶋森
好 き な 読 書 を 中 心 に 考 え 中 を 記 録 す る ノ ー ト
アルバイト先のスーパー(SM)の社員さんから借りた今月号の「食品商業」から
記憶に残ったものを記録
◆まちづくり3法とは
「大規模小売店舗立地法」(大店立地法と略とのこと)2000年
「中心市街地活性化法」1998年
「改正都市計画法」2001
-------------これらによって大規模店の郊外出店は難しくなっている
◆業界用語 ------ 実際使っていたが今回初めてその意味を知ったものなど
・サッカー台 (支払い済みの商品をレジ袋 or エコバックなどに詰めなおす台の事
アメリカのSMに“サッカー”という専門の人がいたことによる)
・ジャンブル陳列 (投げ込み陳列のこと、これにより安さを強調 o r安いという暗示がかかる)
・SKU (商品つくりにおいて最小単位かつ最終単位の事 ストックキーピングユニットの略)
・バンドル販売 (束販売 2個よりどり398円などの販売の仕方)
◆50年後、日本の人口は2/3になる算定
2.5人に1人が高齢者、生産年齢人口(15歳~64歳)も半減の予想
つまり1人の高齢者を1.3人の現役世代が支えることになる
ーーーー>被爆の影響で、50年後の生産年齢人口は半減どころではすまないのでは?と思う
◆世帯について 現在、日本の総世帯5184万2000世帯
その一般世帯全体の1/3が1人暮らし、3人までの世帯が増え、4人以上の世帯は減少
単独世帯-------------32.4%
核家族(夫婦+子)-----27.9%
核家族(夫婦のみ)-----19.8%
核家族(親1人+子)-----8.7%
核家族以外----------10.2%
◆最近の消費者心理&傾向
・意外なことに、20代30代が1番、レトルト食品を使用することに後ろめたさを感じる
・20代が1番、レシピを見て食事を作る傾向があり、食事のリクエスト・感想・手伝いを家族に求める
・しかし年代が上がるほど、家族に対する要望はなくなる
・味ーーあっさりでだしがきいているものを「美味しい」と感じる傾向
・普通反比例するはずの、簡便化志向と手作り志向が“同時に”減少した。
放射能汚染の懸念から安全志向は向上した為、簡便商品は売れないが、
同時に手間がかかるのは嫌という(都合の良い)傾向が広まった
“ 自分ではなく、他人が手間暇かけた安全なものが食べたい”心理
・健康を意識している消費者は「しょうが、はちみつ、メープルシロップ、酢、みりん」を好む。
こういう業界専門誌を読んでいると、トレンドや群集心理が「いかにつくられたものか」を感じる。
お金を介した「ひとのこだわり」なんて、大した個性でも主張でもないことがわかる。
金銭の手を借りて形をなすような「志向」や「こだわり」や「選択」は、もっとも記号化しやすい、
ということは自負しなければならない。
「健康志向」や「安全志向」や「本物志向」さえ、所詮ただのパターン化だったりする。
少し前に「プラダを着た悪魔」という映画があった。
無理をしてまで観るような映画ではなかったが、
ジャーナリスト志願だった知的きどった女性が、ファッション業界を卑下しているのに対して、
メリル・ストリープ演じるモード誌の編集長が語ったセリフは、真実を射抜いていた。
「あなたには関係ないことよね、家のクローゼットからそのサエない“ブルーのセーター”を選んだ。
“私は着る物なんか気にしない”“マジメな人間”ということね、でも、この色はブルーじゃない。
ターコイズでもラピスでもない。セルリアンよ。
知らないでしょうけど2002年にオスカー・デ・ラ・レンタがその色のソワレを、サンローランがミリタリージャケットを発表。
セルリアンは8つのコレクションに登場。
たちまちブームになり、全米のデパートや安いカジュアル服の店でも販売され、あなたがセールで購入した。
その“ブルー”は無数の労働の象徴よ。
でもとても皮肉ね。
ファッションと無関係と思ったセーターは、そもそもここにいる私たちが選んだのよ。
“こんなの”の中からね」
Bさんは言った。
「自分を断罪しないかぎり、自分を愛することはできない」と。
自分自身を批判の対象にせずには、本当に自分を好きになることはない。
自分は自分にとっても隠蔽されている。
森