※追記しました(22時13分)

二階堂和美 「あなたと歩くの」

先日、糸井重里氏のサイト「ほぼ日」を開いたら、
「二階堂和美」の名前が。
思わず「おっ」と声に出してしまった。
そうかついに、ほぼ日で...これでブレイクだろうか、
実に遅い気がするけど。


二階堂和美さんは広島在住の歌手で、
「ニカ」さんと呼ばれています。
私も、ニカさんの歌声を生で聴いたのは1回しかなくて、
全くの不案内にもかかわらず、なぜか「ニカさん」とずっと呼んでいる。

ニカさんには、
中嶋君がやっていた「喫茶クラクラ」に1度来て歌ってもらったことがあります。
単独ライブではなく、
2006年のマウント・イアリ(旧マイクロフォンズ)の来日ツアーに、
ニカさんが一緒に回っているというものでしたが。


その頃の喫茶クラクラは、閉店秒読み状態で、
駆け込みのように毎週末、音楽イベントが続いていました。
地方都市で「イベントって言うとイコール音楽イベント」なのが、
モノカルチャーで「なんだかなー」って気分が私たちの中で高じていて、
イベントやってもらっててエラソーなこと言えないんだけど、
音楽業界の人たちのあの選民意識というか、すかした感じ、
下手するとドラッグカルチャーを崇めそうな勘違いした感じに
いい加減嫌気がさしていた(ミュージシャンというより、特にイベンターの側の)。
それでも、クラクラでやってもらったミュージシャンは殆ど良い方たちでしたが。


そんな、音楽にややげんなりした気分の中、ニカさんはやって来たのだった。

うって変わってニカさんは、
いつもニコニコしていて、チャーミングで、礼儀正しい、まさしく「お嬢」だった。
それが新鮮で新鮮で、私はすぐに魅せられてしまった。
(実際、彼女の音楽をよく聴いている訳ではないのですが、
ニカさんという存在を完全に信頼してしまった感じです。)
ニカさんは業界に染まっていない、自立した純粋な人だと思う。
そういう意味で、私は、ニカさんに強い「スター性」を感じる。

美空ひばりとか笠置シヅ子とか、バーブラ・ストライサンドと同じような、
ヴォードビルタイプの正統派の歌い手の存在感を、
私はニカさんに勝手に感じていたりします。
周りの人から大切にされてる感も、“ザ・スター”な気がする。
おきゃんで可愛くて、良い意味で完全に「浮いて」いるというか。
周りが汚れて見えるくらいの。

ニカさんが御実家のお寺で尼さんをしていると知ったのはずっとあとのことだった。

「クラクラは防音設備がないので大きい音が出せません」と説明しても、嫌な顔一つしないし、
電気に繋げなかったり、大きい音が出せないとふてくされる誰かさんとは違って、
ニカさんには、電気や大音量に依存しない、自分の音楽への自信があるんだろうと思ったし、
実際、そうなのだと思う。
公演が終わって、関係者がうようよと動き回り、騒がしくしている中、
ニカさんは端でちょこんと座り、その日のライブ録音だかをイヤホンで聴きながら、
ノートにメモを取り一人反省会をやっている姿は、ヨーロッパで見た学生みたいで、
ニカさんの努力家で謙虚な人柄を表す美しい情景だったので、
折りに触れて思い出すことが多い。

だから、ニカさんが多くの人に聴かれるととても嬉しい。

音楽(表現)と人柄の一致は、なかなか難しくて、
どちらかが良くても、他方が既存の形式に引っ張られてしまうからなんでしょうが、
なかなか両方がいいっていう人はいない。
表現と人柄の一致を望んでいた喫茶クラクラ関係者として、
そんなニカさんが活躍されることは本望なのです。


ニカさんのHPに、やっぱり上関原発反対のリンクが。
こちらも応援したいです。

※今日、ustreamで20時からニカさんのライブがあるそうです。


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ここから追記


ustreamのライブ配信を見ました。
ニカさんは、さらにスケールが大きくなっていた!
歌唱力、表現力、素晴らしーーい!!
ラジカセにつないで見ていたのだけど、大興奮!
久々、歌で感動した気がする。
いいなぁ、すごいなぁ。素晴らしい。
くーっ、素晴らしすぎるー!!
どこかでこの配信、再度見られるようになるといいのだけど。
見られた方はお互い、おめでとう。乾杯したい気分だね。

やっぱり、洋の東西を問わず、
芸能の民は元々河原乞食や流浪の民なわけだけど、
だから地域性とか国境とか、そういうのを超えて、
多くの人の心に響く力強さを有してきたんだと思う。
ニカさんは、まさにヴォードビリアンであり、
ジャンルはだからワールドミュージックなんだよ、って言いたくなってきた。