文章を書く時は、いつも詩人リルケの言葉を思い出す。

「作家になれるかなど聞くな。
書くことが何より好きなら、君はすでに作家だ。」
「あなたが見るもの、体験するもの、愛するもの、失うものを、
最初の人間になったつもりで言い表すようにしてごらんなさい。」


文章を書くときは、
なるべく自分だからこその文章を書こうと思う。
他によい書き手はいっぱいいるから、無理に書くのは余計なはなし。

「ブログ主」という言い方同様、記事を「エントリー」と呼ぶのが嫌いだ。
まるでゼッケンをつけられて競争させられているみたいだから。
「主」に「エントリー」って、馬主と競走馬じゃないからね。

ただリンクを張るだけのことは誰でも出来るから、
自分なりの解釈を披露もせずにリンクだけ紹介するのも情けないのですが...。


「原発がどんなものか知ってほしい」
 平井憲夫さん(↓)による文章のサイトです
 1997年1月逝去。
 1級プラント配管技能士、原発事故調査国民会議顧問、原発被曝労働者救済センター代表、
 北陸電力能登 (現・志賀)原発差し止め裁判原告特別補佐人、
 東北電力女川原発差し止め裁判原告特別補佐人、
 福島第2原発3号機運転差し止め訴訟原告証人。
 「原発被曝労働者救済センター」は後継者がなく、閉鎖されました。


(20)に書かれている、女の子の叫び↓は本当にもっともで、そして情けなくなる。
戦争でだまされたと言っている人を糾弾した、伊丹万作氏の文章に通じるものがあります。

「今夜この会場に集まっている大人たちは、大ウソつきのええかっこしばっかりだ。私はその顔を見に来たんだ。どんな顔をして来ているのかと。今の大人たち、特にここにいる大人たちは農薬問題、ゴルフ場問題、原発問題、何かと言えば子どもたちのためにと言って、運動するふりばかりしている。私は泊原発のすぐ近くの共和町に住んで、二四時間被曝している。原子力発電所の周辺、イギリスのセラフィールドで白血病の子どもが生まれる確率が高いというのは、本を読んで知っている。私も女の子です。年頃になったら結婚もするでしょう。私、子ども生んでも大丈夫なんですか?」

 「原発がそんなに大変なものなら、今頃でなくて、なぜ最初に造るときに一生懸命反対してくれなかったのか。まして、ここに来ている大人たちは、二号機も造らせたじゃないのか。たとえ電気がなくなってもいいから、私は原発はいやだ」

 「何で、今になってこういう集会しているのか分からない。私が大人で子どもがいたら、命懸けで体を張ってでも原発を止めている」
政府や行政や電力会社を責めるんなら、
その前に、まず自分の親を、教師を積極的に責めようじゃないか。
日進月歩の科学の前で、いつの時代でも出来ることと言えば、これしかない。
自分の親を責めることは子供の責任だし、反面教師ほど強力な教師はいないから。
来たるべき次の事態に備えるには不断にこれを続けなくてはならない。

誰も無責任でいられる人などいないと自覚すること。
そして、外部と辺境を生み続ける「国家=中心」への未練は一切捨て去るべきだ
常にモニュメントは中心に、出城や城塞は辺境に作られるのだから。
城塞(citadel)に囲まれて生まれる市民(civis)なんて、くそくらえだ。


先日の金八先生のドラマをちらちら観ていたら、いいセリフがあった(から、嫌になる)。
 「悪はどこにありますか?悪はどこにありますか?警察にあるんですか?悪は。
 学校にありますか?路地裏のゲームセンターにありますか?違う。悪はそんなとこにない。
 悪はどこにあるか、皆さんの心の中に悪はあるんです。
  他人の悪をもし批判するというならば自分の悪をしっかり見つめ認識しなさい。
 それが悪を批判するということです。」


「原子力資料情報室」 
 小児科医の黒部信一先生のブログで知ったサイト。
 「地震大国に原発はごめんだ」とか「原発震災」などの出版もしています。
 
※「本日(2011/3/31)、20:00頃よりUstreamで、中継を行う予定です。」とのことです。
  後藤政志さん(東芝・元原子炉格納容器設計者、博士(工学))に
  福島原発の現状解説をしていただくそうです。
  中継画面はこちら: "http://www.ustream.tv/channel/cnic-news
 
  後藤さんという人はテレビで貞観津波のことを語った数少ない人でもある。
  原発の詳しい事情は、原発側にいた人にしか聞けないというのが、本当に自分の限界を感じる。
 

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◆≪「自己流・精進酢麩多(酢豚の豚の代わりに“お麩”を使います)≫
   豚の代わりのお麩の調理方法だけ書きます。
   その他は、通常の酢豚と同じように作ってください。
A2011033101B2011033102
C2011033103


 ・材料(3人前) <b>油麩8枚~10枚/もしくは 車麩5枚くらい</b>         
  車麩の方が弾力&食べごたえがあり、低カロリーです。

 A--- お麩は水で戻して水を絞ります。
     車麩は水で戻してから4~3等分します(あまりかたく絞ると崩れます)
     おろし生姜少々と醤油、酒、砂糖少々を水で少しのばしたものの中に、
     お麩を浸けてしばらく置きます。
 B--- たれに浸けたAを少し絞って、片栗粉をまぶし、油で揚げます。
    (油の跳ねに注意してください。多めの油で両面焼いても良いです。)  
 C--- 出来上がりはこんなんです。筍の代わりにレンコンでも美味しいです。
    写真は油麩使用です。