いつもより随分おくれてしまったのですが、
今年も雛人形を飾りました。

今年は娘のひな人形も、私の立雛と共に家に飾りました。
今の家に引っ越してくる前は、スペースがなかったので、
娘の分は中嶋君の実家で飾っていました。


木目込みの雛人形は、
木地に布をしわなく貼り付けていく工程に技術を要するために、
実は一般的なお雛様よりも作るのが難しいとされています。


人形は他の工芸品とはまた特別なもので、
何よりも絶対に廃棄するようなことがあってはならないものだと私は思っているので、
もし娘がこの人形たちを手放すようなことがあって、
誰かにお譲りする時でも、
貰ってくれる人が心から欲しがるような“良いもの”でないと買わない、
と思ってこれに決めました。
そして、子供だけでなく大人の女性が部屋に飾っても楽しめるものでなくては、と。

そういうものでなければ、手から手へと受け継いではいけないし、
結局は廃棄されてしまうのがオチだと思ったからなのです。


だから、そういう意味で、
これらのひな人形を自慢に思うのは決して悪いことではない、
と思う。

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